手のひら駐車場日誌

 高純度ダイカスト部 貧乏コレクターの備忘録

FAIEのカンナムマシン ─FAIE Porsche Audi

FAIE Porsche Audi (Porsche 917/10)

アメリカのカンナム(Can-Am)で暴れまわった、ポルシェ917/10。ポルシェ・アウディのスポンサーで有名になったため、FAIEではそのポルシェ・アウディの名でリリースされている。

リアウィングのデフォルメが過ぎるのか、コミカルな外観になっている。元ネタはすぐにわかるので、悪くない。

カタログより

『ヨーロピアンGTレーサーズ』の一台。カンナムマシンがヨーロピアン?触れないでおこう。

車名のみ記載で、原産国の表示なし。

オマケ

ティントイと共に

 

文責:SOx

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イベリア半島から ─Guisval 2000 Catalog & Airport Shuttle Bus

何もしてないのに壊れた!

Guisval Airport Shuttle Bus IBERIA AIR LINES

ギスバルはスペインのミニカーメーカー。生産から梱包までずっとスペインで頑張っている。

さて、2000年代のギスバルといえば、勝手に崩壊することでおなじみ。本モデルも、未開封のパッケージ内でバックリ割れている。

スケールは1/150。怖いのでパッケージは開けたくない。

裏(パッケージの)

 

さて、冒頭紹介したバスも載っている、2000年のギスバルカタログを(@香港で)入手したので見ていこう。

表紙

お馴染みのラリーカー。よく崩壊するという噂を聞く。実際、崩壊しているモデルを見たこともある。しかしまぁ、魅力的な車種が多いことも事実…。

2000年になっても、90年代の色香が抜けないF1マシンのラインアップ。良く見ると一台一台、金型が違うのがわかる。妙なところに力が入っている…。

冒頭で紹介した、バスのページ。キャストは同じで、会社ごとのグラフィックを変えるという、どこのメーカーもやる常套手段をギスバルもやっている。ブリスター版もあるようだ。

トランスポーターのセットモノ。かなり気になる。というか、2000年にもなって、マッチボックスのKシリーズ似のクレーン車が…。

2000年のカタログでは、クサーラを激推ししているようで、特設ページがある。

什器のページ。きになるキャストがチラホラ…。

あとは、1/43がほとんどなので割愛。カタログを読むのはいつでも楽しい。

オマケ

カタログに挟まっていた発注表?仕入れ値表もオマケで載せておこう。読み方がわからない。なお、担当者の名前が入った名刺もはいっていた。

 

カタログの写真化は、ニノマエ氏から。

文責:SOx

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Kennerの野望、破れたり ─Kenner Fast 111's CAM RAMMER

Kenner Fast 111's CAM RAMMER

日本ではほとんど見かけないFast 111’sシリーズ。展開していたのはアメリカのKenner(ケナー)というメーカー。ミニカーだけでなくキャラ物玩具やゲームなどで有名で、1947年創業の老舗である。

ケナーが、Fast 111’sをリリースしたのは1980年頃。ホットウィールやマッチボックスなど、強豪がしのぎを削るダイキャストミニカーの市場に殴りこんだのである。

キャストは、Cam-Amのマシンをイメージしたのであろう、『CAM RAMMER』マッチボックスにも似たような雰囲気の架空車がいた気がする。

Fast 111’sシリーズの特徴は、まずシリーズを構成するほとんどの車が架空車(シェビーのように一部実車アリ)である点が挙げられる。架空車という発想自体は、ホットウィールの二番煎じのように見られるかもしれないが、本キャストのようにホットウィールとは違った独特のデザインセンスのマシンが多数存在する。なお、明らかに元ネタの車が存在するだろ!という架空車も存在する。このセンスは嫌いじゃない。


次に、上写真にある巨大なバンパーがすべてのキャストに存在する点である。これこそ、ケナーがFast 111’sに持たせた”売り”だった。このバンパーの中央部には、アメリカの各州のナンバープレートを模したシールが貼られている。その登録番号は、同キャストでも個体ごとに違い、まるで本物の車のように自分の愛車にナンバーを持つことができるというシステムだったのである。本モデルにナンバープレートはないが、eBayなどでは、様々な州のナンバープレートを付けたモデルを見ることができる。一部、欧州で売られていたモデルには欧州のナンバープレートもあるようだ。

おそらく、917辺りを参考にしたと思しきキャストだが、悪趣味な感じはなく、良い仕上がり。タイヤが全キャスト共通で、このオレンジの断面図のような8スポーク(本来はメッキ)である点もFast 111’sの特徴である。

残念ながらFast 111’sはホットウィールやマッチボックスの牙城を崩せず、1983年頃に消滅したようだが、アメリカの中古市場ではそれなりに流通しているようでebayを徘徊すると収納ケースなんかも売っているのを見かける。

マカオ製。どうやら香港製もあるようだ。

さて、このFast 111’sの金型がユニバーサルに流れて、ユニバーサル傘下のマッチボックス名義でリリースされたらしいのだが本当ですか?←ホントです(ブレイザーとか有名)
ユニバーサルの名がここでも!

今回入手のきっかけは、Fast 111’sの実物を見たのが初めてだったから。状態が悪くても記念に買ったのである@香港のアンティークショップ。

 

文責:SOx

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スーパーGT 2024開幕戦! ─Tomica Nissan Fairlady Z NISMO GT500

中の人はニスモファンなので悪しからず。

Tomica Nissan Fairlady Z NISMO GT500

明日は、スーパーGT開幕戦。新形式の予選は、ルールがようわからん以外は、割と面白い気がしないでもない。

今年も熱いバトル期待しとりますゾ!

さて、モデルは、テストカーのZ NISMO GT500。230号車。マットブラックがカッコいい。価格帯の割にエアロの再現度が高く、意外に複雑。良きかな。

プラ製のリアウィングが撓んでいるのは、仕様か。

テール周りはシールで再現のため、シールがないと寂しい。

シールを貼ろう。

フロアは何もなし。

ベトナム製。

 

GT開幕戦、楽しみであります。

文責:SOx

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背後に香港アリ…多分 ─KiDCO Chevrolet Corvette Convertible

KiDCO Chevrolet Corvette Convertible

KiDCO(キドコ)はイリノイ州ベンセンビルに1977年に設立したミニカーブランド。香港ユニバーサル・トイ(レズニー倒産後、マッチボックスを買収したあのユニバーサルです)とアメリカでのマーケティング契約を結んでいたようです。ミニカーの製造はユニバーサルで、香港やマカオの工場で行われていたらしいです。

さて、キドコのコルベットです。C1コルベットだと思いますが、年式まではわかりかねます。53年式…?4灯じゃないから58年以前のコルベットですかね。
ダイキャストの造形は、ユル~イ部類に入ると思われ。グリルや内装などのプラパーツは細かいので絶妙なバランス。フロントウィンドウの直立っぷりがスポーティーなルックスに水を差している気がします。

キドコのホイールは、この末端が広がった星型のものが多い印象。

グラフィックで、RALLYとアピールしているが、どのあたりがラリーなんだい

トランクが開くギミック付き。スペアタイヤの造形が申し訳程度にあります。

シャシーの刻印がスレている…。

マカオ製。キドコのキャストには1979の刻印入りが多いらしい。

さて、ここで疑問。ユニバーサルにもC1コルベットのコンパーチブルのキャストが存在するのだが、本キャストとは年式が明らかに異なっている(ユニバーサル版は1957年式)。このキャストはユニバーサルと共通ではない?ユニバーサルの闇は深まるばかり…。

 

文責:SOx

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久々のモーターマックス ─Motormax HUMVEE

Motormax HUMVEE

神崎ガチャの消滅で、すっかりご無沙汰しているモーターマックス。香港では玩具店の隅にひっそりと売っていた。

モデルは米軍の汎用四輪駆動車ハンヴィー

武骨な感は十分。それにしたって、直立したバカでかいミラーはなんだそれ。

車高が低いか?タイヤが小径か?

やはり、ミラーの存在感が目を惹く。

ミラーがデカすぎるせいで、箱を変形させている。箱に戻そうとすると引っかかるので四苦八苦した。どうやってパッケージしたんだよこれ。

文責:SOx

 

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ケアレスミスなのか? ─FAIE Ferrari 312 T2

FAIE Ferrari 312 T2

FAIEのF1マシンから、フェラーリ312 T2。うーん、なんかコレジャナイ…。

他人の空似かもしれないが、マジョレットの312 T2と似ている気がする。サイドポッドのあたりとか…。

モヤモヤが付きまとうディテール。某ティントイの烏賊みたいなF1マシンに比べればマシだが、実在するマシンを標榜している以上、グラフィックを寄せるとかもう少しどうにかならんかったのかコレ…。

星型ホイール。ドライバーが乗っているのが評価できるかな。

さて、リアウィングのシールに書かれた『FERRARI 321 T2』は、意図的なミスなのか…やっちゃった系のミスなのか…。それが問題だ。

シールとは違って、シャシーの刻印にはしっかり312 T2と刻まれている。

香港製。

文責:SOx

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