手のひら駐車場日誌

 高純度ダイカスト部 貧乏コレクターの備忘録

コミュニティバスを求めて ─チョロQ 日野 ポンチョ『のっティ』

桜の花も散り、日中は段々と暑さを感じる季節となりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は石川県に位置する面積13キロ平米のとても小さな都市、野々市市を走るマイナーなコミュニティバスのお話です。

 

ということで今回紹介するミニカーはこちらになります。

のっティチョロQ 外箱①

こちらは野々市市(当時は野々市町)が、2010年にコミュニティバス『のっティ』の乗客100万人記念を記念して販売した特注品のチョロQです。
こちらのサイトによると、どうやら限定4000セット販売だったそうです。

数日前にリサイクルショップにて格安で販売されているとの情報を受け、急いで買ってきました。

某オークションサイトや某フリマアプリに出品されている物が殆どないのを見ると、意外と希少価値は高いのかもしれません。

 

のっティチョロQ 外箱②

まずは外箱から見ていきましょう。一般的なチョロQと同じような窓付きの箱で、側背面には野々市市のマスコットキャラクター「のっティ」と「乗車100万人突破記念」の文字が描かれています。

チョロQ 野々市町コミュニティバス『のっティ』

チョロQ 野々市町コミュニティバス『のっティ』(日野・ポンチョ 初代)
Made in China No scale

正面、左側面、背面

クリアーブラックの整形色をベースに全面塗装とタンポ印刷で仕上げられており、シールは使用されていません。
天井に設置してあるクーラーは別パーツではなく、塗装の塗分けで再現されています。

 

三色のっティ

セットの三色を並べるとこんな感じです。

 

車両解説

"中央ルート(初代)"© Hirorinmasa (Licensed under CC BY-SA 3.0)
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/

のっティの元となっている車両は「日野・ポンチョ(初代)」です。
この車両は2003年から2005年にかけて日野とプジョーシトロエンによって共同開発、製造されたバスとなっています。

なお、現在のっティは2代目ポンチョロングに置き換わっており、この初代ポンチョを使ったのっティは既に廃車となっています。

2代目ポンチョロングが使われたのっティ

以上、野々市コミュニティバス『のっティ』チョロQと、その元ネタ車両の解説でした。

 

文責:ざわたく