気品はない。
アオシマのグラチャンコレクションより、S110シルビアである。
グラチャンコレクションの売りは、あの時代のナウいヤングに流行っていたチューニングカーの雰囲気を1/64に詰め込んでいるところ。
原型を留めぬカスタム。これが実在して公道を走っていたというのだから、驚きである。
アオシマこと青島文化教材社は、静岡のプラモデルメーカー。本ブログで取り上げるのは初めてである。自分は、ウォーターラインシリーズで幾度となくお世話になっている。デコトラやグラチャンなど、近年では絶滅危惧種になりつつあるチューニングカーのプラモ化に定評がある。
さすがにこの分野で一日の長があるプラモメーカーと言ったところで、ダイキャストでもそのセンスが炸裂している。
最近、中国や香港のハイエンドミニカーブランドで、街道レーサーやリバティーウォーク仕様などナウいヤング向けのチューニングカーのミニカーが流行っているが、それらにはない魅力が、アオシマのグラチャンコレクションのモデル群にはあると思う。
文責:SOx