栄光の時代から
昭和の絵本を読むと必ずラリーシーンで登場したのが240Zでした。それをTin Toysは真っ黒に塗り、オーバーフェンダーは実車よりもさらに大型のものを奢りました。
色が変わっただけでこうも獰猛な印象になるとは……
もともとの車には怪しさはないのですが、明らかにラリー仕様のままのライトポッドやオーバーフェンダーに対して黒一色の塗装と謎の4スポークホイールは怪しさ満点です。
Tin ToysのなかでもW.T. 8100番台は怪しい出来のものや他ではなかなか見られない車が多く香港のミニカーメーカーらしいモデル群となっています。また明らかにそれまでよりもも省力化されたものが多いのも8100番台の特徴です。しかしこのモデルに限ってみるとは省力化の中でもツボを押さえていてかなり好印象です。
文責:ハジメ・ニノマエ