手のひら駐車場日誌

 高純度ダイカスト部 貧乏コレクターの備忘録

ルール ─MAJORETTE MERCEDES-BENZ 280‐SE

MAJORETTE MERCEDES-BENZ 280‐SE

ミニカー蒐集を趣味とする人間の多くがいつかはたどり着くであろう永遠の悩みがあるとすれば、それはどれを買ってどれを買わないかという取捨選択でしょう。

昔、LESNEY MATCHBOXのカタログで面白い記述を見つけました。【1】
”Over 3600 people play their part in a great team with the highest score in the world-over 1000000000 models made and sold per .”

”3600人を超える素晴らしいチームの手によって1年に1億を超える世界中で最も多いミニカーが作られ売られています。”

この数字が本当かどうかはともかくとして、実際ミニカーは大量に作られて、今日も小さなお友達や大きなお友達の手に収まります。膨大な、過去に作られたものも含めれば無限にも感じられるミニカーを手当たり次第に買っていくことは現実的ではありません。(少なくとも私にとっては)

というわけで好きな車、好きなモデルを買うということを前提として、その中から何を買うのかという基準を定めることにしました。(1)

私がミニカーに求めることは内装、もしくは窓ガラスがあるということです。これを定めることで収集がやりやすくなりました。日々のオークション巡回でも、すぐに情報の取捨選択ができることは限られた時間での勝負に有利でしょう。

どうやらフックはボディと仲良しさんのようです。

今回のミニカーはフランスはマジョレットからメルセデスベンツの280SEです。遊び倒されたボディは光沢がなくなり、独特のマットな質感になっています。

もちろん内装はありますが...

古いマジョレットを手に入れて最も衝撃を受ける部分はハンドルがないことでしょう。オープンモデルにはありますが屋根が付くとハンドルがなくなります。

スケールは1/65を標榜しています。(フランス製)

文責:ハジメ・ニノマエ

注 (1)必ずしも好きなモデルが好きな車とは限りません。知らない車でもかっこいいミニカーから好きになることも多々あります。

 

参考文献
【1】Matchbox katalógus 1966 - Retro játékmúzeum (blog.hu)