ヤトミンの800番台といえばユルイ作りが特徴の、ザ・チープミニカーなミニカーであります。
今回紹介するのは、メルセデスベンツのW126系統のなにかと思われるマシンです。全体的に造形が甘く、ぼんやりとしたシルエットのため、車種特定に至らないのが問題点のこのモデル、みんな大好きsinicarsでは260SELと紹介されていますが、メルセデスのW126シリーズに『260SEL』なんてグレード存在しないのである。(多分、同じヤトミンが出してるメルセデスベンツが260SEL表記なのでそれに倣ったと思われる)
まあ、小難しい話は置いておいて、このモデルには内装がありません。清々しいまでの廉価グレードです。
ボンネットにはSHARKの文字とサメの絵があります。実質B級サメ映画じゃないか!!
褒める部分を探しましたが、特にありませんでした。ヤトミンの800番台はこのゆるさで勝負しているのです。
強いて言うならば、これだけゆるい作りでもメルセデスベンツであることがわかる、最低限の造形をしているところは評価できるでしょうか。まあ、260SELという謎のグレードは、謎のままですが…。
裏もシンプル。コストカットの賜物です。機能美すら感じます(適当)。
中国製。№820。車名記載なし。