たばこ広告規制の世の中で、明らかにあのカラーリングのマクラーレンセナをリリースしたマジョレット。
あのロゴこそないものの、車名を含めて、かの『音速の貴公子』が操ったF1マシン群をオマージュしていることは明らか。
カバヤが展開しているわけだから当然といえば当然なのだが、スーパーのお菓子コーナーの一角にこのカラーリングが並んでいるのを見かけたときにはおおっときた。
セナの名を持つマクラーレン。私が、3インチF1マシンのコレクターを自称するからには買わねばなるまい。
キャストの話をすると、努力は感じられるものの、厚ぼったい感が抜けきらない本車。シャープさに欠け、戦闘機のフォルムを思わせる実車の機能美は大幅にスポイルされている。
どことなく漂う、コレジャナイ感。トップビューは良い雰囲気なのだが、サイドやフロントから見るとちぐはぐなシルエットに見えてしまう。
シザーズドア開閉のギミックは、スーパーカーには必須のギミック(多分)。
プライムモデルを謳うなら、もう少し塗り分けを丁寧にしてほしいですなマジョレット殿。
いろいろと文句を言ったものの、結局このカラーでセナの名がついたマクラーレンが出たことが嬉しかったりする。それも、ミニカー本来のターゲット層であるお子様方の手の届く売り場でね(単価は高いですが…というかプライムモデル自体は、大きなお友達向け?)。
タイ製。
文責:SOx