初めは気合入れないとってハナシ
ついにロンスターの項が追加されました。これまで紹介しようとは思えどなかなかタイミングに恵まれていませんでした。せっかく追加されたからには私も一台紹介しておきましょう。
ロンスターが登場したのはマッチボックスが覇権を握り、その立場を盤石のものにしていた1966年のことでした。後発のロンスターの売りはギミックでした。箱にはステアリング、ドアとトランク及びボンネットの開閉、ハブキャップ、サスペンションにジュエルライトとギミックの数々が列挙されていました。このうちハブキャップは翌1967年にはタイヤとホイールが一体の金属製に変更されていることから記述の変更があったかもしれません。
やはりギミックを詰め込んでマッチボックスと同じサイズで作るのは無理があったのか一回り大きいサイズでモデル化されています。またマッチボックスよりも高い価格帯の商品となりました。これは後に売れ行きに影響することになります。
しかし一作目にもかかわらず、ジャガーの切り立った全面と滑らかな側面を同居させる丁寧なモデルへの落とし込みは目を見張るものがあります。
ロンスターはIMPY期も後のFLYERS期も良作を輩出しています。それもこれから紹介していけるといいですね。
文責:ハジメ・ニノマエ