手のひら駐車場日誌

 高純度ダイカスト部 貧乏コレクターの備忘録

失われないもの ─penny Cooper Maserati

イタリア物を。

penny Cooper Maserati

ポリトイズ(Politoys)社は1960年にA PS Politoys Mとして設立された1/43を主力としたミニカーメーカーです。そのポリトイズが1966年から導入した1/66スケールのシリーズがペニー(penny)であります。

そのペニーより、クーパー・マセラティのF1マシンです。
本車のモデルとなったのは、今や伝説となったF1コンストラクター、クーパーが1966年に投入したクーパーT81であると思われます。

たとえ一部のパーツが失われ、メッキは剥げ、エンジンが黒んずんだとしても、半世紀近く前のミニカーとは思えないほど繊細で洗錬されたモデルです。

クーパーT81の8号車であるから、クリス・エイモン車だろうか

実車と比較して明らかに胴が短く幅広であることを筆頭に、全体的なディテール自体は甘いものの、本車にはそれを感じさせない勢いがあります。
また、ラフ過ぎず硬過ぎない妙な色気があるこの造形が、フォーミュラカーらしい獰猛さと美しさを醸し出すよいアクセントになっていると思います。

傷だらけになったとしても、ペニーの美しさは失われることはない

ボディカラーは明るいメタリックなブルー。クーパーT81にこの明るい青のモデルがあったのかはわかりませんが。ミニカーとしてとても映える色なのは間違いないです。

ドライバーも乗り込んで

コックピット周りは非常に凝っていて、ドライバーの模型が乗り込んでいるだけでなく、ハンドルや風防、サイドミラーなどを別パーツで組み付ける手の込みよう。

サスペンションアーム周りの表現も細かく、好きです。

Made in ITALY イタリア製。

ペニーのF1は、カラバリ等含めてもおそらく十数種くらいしかないので、いつかはコンプリートしたいななどと妄想しております。

文責:SOx

 

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