ランボルギーニの稲妻 ─Hot Wheels Lamborghini Sian FKP 37
ランボルギーニ初のハイブリットマシンとして2019年のフランクフルトモータショーで公開されたシアンFKP37。『シアン』はイタリアはボローニャ地方で稲妻の意味だそう。車名に付けられた『FKP37』はフォルクスワーゲングループの会長で同年に亡くなったフェルディナント・カール・ピエヒ氏への敬意を示したものだ。
フェルディナント・ピエヒ氏は、かのフェルディナント・ポルシェ博士の孫にあたる人物で、ポルシェ910や917などの開発に関わり、アウディではクワトロの4WDシステムを開発した技術者であり、経営者だった。ランボルギーニの危機を救ったのも彼であるから同社としてはリスペクトの意を込めたわけである。
最近、欧州スーパーカー大好きなホットウィールは、このランボルギーニももちろんモデル化した。それが本車である。
カラーリングはフランクフルトモーターショーで公開されたエレクトリックゴールドであろう。
米本国で1ドルで売っているとは思えない、このディテールの細かさは驚嘆に値する。
この鋭利なデザインは名に相応しい稲妻っぷり。ホットウィールはその尖がり具合を、しっかり再現してきた。
そして、リア。普段のキャストからすると信じられないほど細かく塗り分けられている。うーん。カッコいい。
採算度外視とも思える。ホットウィールは、喜び勇んでこのモデルを作ったに違いない。
マレーシア製。
このモデル、最近始まった単品入荷で大量入荷されたのか、トイザらスに沢山残っていました。こんな良キャストが並ばず買えるなんて、良い時代になった…。のか?
文責:SOx