プラスチックに触発されて、初登場
1950年代末のアメリカの車といえばその時代の繁栄を象徴するかのような大柄のボディにクロームのパーツをふんだんに使った車をイメージするでしょう。
今回のモデルはその時代から数年の後、1960年代の初期に作られたと思われるプラ製のものです。当時各家庭に自家用車が普及しその年ごとのイヤーモデルが登場していたアメリカですがおもちゃとしての車、それも小スケールとなるとあまり多くはない状況でした。その隙間を埋めるように広がったのがこのようなプラ製のだいたい三インチくらいの車のおもちゃでした。
シリアルのおまけや低価格であることとカラーバリエーションの作りやすさから懸賞と景品としても手に入れることができたようです。
文責:ハジメ・ニノマエ