ブリティッシュグリーンのボディとタンのシートを持つTR(トライアンフ・ロードスター)。この車を英国車と言わずして何と言えよう。
実にいい。
本車は、マッチボックスのトライアンフTR6。
本日9月30日発売のマッチボックスコレクターズの一台である。皆が同アソートのLFAに注目するなか、ひそかに楽しみにしていた一台だった。あのトライアンフをついにマッチボックスがリリースするのである。一日千秋の思いで前日は夜しか眠れなかった。
なんとしてもトライアンフを入手したい私は、久々にトイザらス開店前の行列に並んでやろうと画策していた。しかし、私は休日に早起きできるほど人間ができていない。結局寝坊に近い形で10時10分過ぎにトイザらスに到着した。
恐ろしいほどの行列がミニカー売り場にできていて、「終わった」と思ったものの、近づいてみたらトライアンフだけ割と売れ残っていた。拍子抜けしながら目当てのコレを手に取り、買う予定でもなかったジャパニーズアソートとムービングパーツをつまんで帰路についた。
そんなこんなで、入手したトライアンフ TR6。
早速開けた。
ミニカーとして手のひらに収めるとこれがカッコいい。ひたすらにいい。なぜかいい。
似てるか似てないかは置いておいて、ブリティッシュグリーンのヴィンテージオープンロードスターがマッチボックスからリリースされたという事実だけで嬉しいのだ。
マテルの傘下に収まったとしても、マッチボックスには英国車が似合う。たとえ懐古主義と謗りを受けようと、私はこのモデルを愛する。
モデルとなったトライアンフの年式が1969年だから、マッチボックスにとってはスーパーファストへの転換期。結局、レズニー時代にマッチボックスがリリースしたトライアンフはバイクだけだった。
個人的に疑問なのは、こんなに素晴らしいものがなぜ売れ残っていたのかというところである。
私の行った店舗の入荷量が多かったからかもしれないが、同時発売の5車種中残っていたのはトライアンフとカマロだけだった。新規金型でリリースされたブリティッシュグリーンのトライアンフを余らせるなんて…皆、見る目がないな(唐突な上から目線)。
タイ製。
文責:SOx